用語集 最終更新 2026.08.03

Apache HTTP Server

Apache HTTP Server(アパッチ)は、Web の黎明期から使われてきた代表的なWebサーバーです。リバースプロキシとしても動かせ、レンタルサーバーや既存の業務システムでは今も広く現役です。

まず押さえたいポイント

  • モジュール構造:必要な機能を後から足せる(mod_rewritemod_proxy など)
  • .htaccess が使える:ディレクトリごとに設定を置ける唯一の大きな特徴
  • 長い歴史があり、情報とノウハウの蓄積が圧倒的
  • 接続ごとにプロセス/スレッドを使う方式が基本

近い用語との違い

Nginx との対比が定番です。同時接続の多さではNginxが有利ですが、Apacheには .htaccess がある——これが決定的な差になる場面があります。共有レンタルサーバーでは、利用者がサーバー全体の設定を触れなくても自分のディレクトリだけリダイレクトやアクセス制限を設定できるため、Apacheが選ばれ続けています。WordPress のパーマリンク設定が .htaccess を書き換えるのも同じ理由です。

押さえておきたい注意点

.htaccess は便利ですが、性能面では不利です。Apache はリクエストのたびに、対象ディレクトリまでの各階層の .htaccess を読みに行くため、可能なら本体の設定ファイルに書く方が速くなります。また記述ミスがサイト全体を500エラーにするので、変更時は必ず表示確認をセットで行います。

実務で見るポイント

新規構築で「Apache か Nginx か」を迷うより、既存資産と制約から決まることが多いのが実情です。レンタルサーバーならApache一択のことが多く、自前のVPSコンテナならNginxが選ばれやすい、という住み分けになります。役割整理は リバースプロキシとは(Nginx・Apache) を参照してください。