Claude Codeスラッシュコマンドは、Claude Codeのチャット上で /compact、/clear、/context、/cost のように入力して、会話の整理、状態確認、設定変更、ヘルプ表示などを行うための短い操作コマンドです。
通常の自然言語プロンプトが「このコードを直して」のように作業内容を伝えるものだとすれば、スラッシュコマンドはClaude Codeという作業環境そのものを操作するためのメニューに近いものです。
まず押さえたいポイント
- 先頭に
/を付けて入力するClaude Codeの操作コマンド /compactは会話を要約してコンテキストウィンドウを空ける用途で使われる/clearは会話履歴を消して、作業を切り替えたいときに使う/contextや/costは状態確認に役立つ- 何でもコマンドで解決するのではなく、作業内容は普通の文章で具体的に伝える
どんな場面で使うか
長めの実装や記事作成をClaude Codeに任せていると、会話履歴、読んだファイル、途中の検討内容が増えていきます。
そのまま続けると、古い前提が残ったり、重要な情報がコンテキストから押し出されたりすることがあります。
そこで /compact を使うと、作業の要点を残しながら会話を圧縮できます。
一方、別テーマに切り替える、前の指示を完全に忘れさせたい、調査の方向性を変えたい場合は /clear の方が向いています。
よくある誤解
スラッシュコマンドは、AIの判断を完全に制御する魔法の命令ではありません。
たとえば /compact を実行しても、残したい情報が必ず完璧に要約されるとは限りません。重要な仕様、禁止事項、テスト手順、公開手順などは、コマンド任せにせず、必要ならチャットでも明示してから続ける方が安全です。
また、翻訳や多言語対応のように細かいニュアンスが重要な作業では、スラッシュコマンドよりも「対象ファイル」「基準言語」「翻訳しない用語」「レビュー観点」を具体的に伝えることが重要です。
実務で見るポイント
Claude Codeを実務で使うなら、よく使うスラッシュコマンドを覚えるだけでなく、いつ会話を圧縮し、いつ新しいセッションに分けるかを決めておくと安定します。
特に長時間のAIコーディングでは、AIコンテキストの整理が作業品質に直結します。
具体的な使い分けや翻訳ワークフローは、Claude Codeで覚えておきたいコマンドと翻訳ワークフロー|/compact・/clear・多言語化のコツで整理しています。