用語集 最終更新 2026.08.03

L3

L3 は Layer 3 の略で、OSI参照モデルのネットワーク層を指します。
IP アドレス、ルーティング、経路制御、ネットワーク間通信の話でよく出てきます。

実務では L2 と対にして使われることが多く、「どこまで通信が届いているか」を切り分けるときの基本軸になります。
ルーター、L3スイッチ、ACL などの理解にもつながります。

まず押さえたいポイント

  • IP アドレスやルーティングの話と結びつく
  • ネットワーク間通信を扱うときによく出る
  • L2 と並べて切り分けに使われやすい

どんな場面で使うか

  • ルーターやL3スイッチの設定確認
  • ルーティングの見直し
  • 部署間通信や拠点間通信の設計

どんなふうに理解するとよいか

L3 は「別のネットワークへどう届けるかを見る層」と考えると入りやすいです。
IP アドレス、ルーティング、経路制御の話が出てきたら、L3 の文脈だと思うと会話を追いやすくなります。

L2 と比べると、L3 はネットワーク同士をまたぐ判断が主役です。
そのため、部署間通信、拠点間通信、ACL を使った制御など、境界をまたぐ話と一緒に覚えると実務に結びつきやすくなります。

押さえておきたい注意点

L3 を理解するときは、単に「Layer 3 = ルーティング」と覚えるだけでは足りません。
どのネットワークへどう届けるか、経路が正しいか、制御が適切かまで一緒に見る必要があります。

切り分けの実践:L3が疑わしいときに見るもの

同じネットワーク内は繋がるのに、別のネットワークやインターネットへ届かないなら L3 を疑います。

  1. デフォルトゲートウェイに ping が通るか(届かなければ手前で止まっている)
  2. traceroute / tracert でどこまで届いているか
  3. ルーティングテーブルに経路があるか
  4. 戻りの経路があるか(行きだけ設定して戻りを忘れるのは定番の失敗)

とくに「片方向だけ繋がらない」場合は、ほぼ経路かフィルタの非対称が原因です。

実務で見るポイント

疎通不良の切り分けでは、まず L2(同一セグメント内)を確認し、問題なければ L3(ネットワーク間)へという順で進めるのが基本です。L3の話題では ファイアウォールACL による遮断も同時に候補になるため、「経路が無い」のか「経路はあるが止められている」のかを分けて考えると解決が早くなります。