L3 は Layer 3 の略で、OSI参照モデルのネットワーク層を指します。
IP アドレス、ルーティング、経路制御、ネットワーク間通信の話でよく出てきます。
実務では L2 と対にして使われることが多く、「どこまで通信が届いているか」を切り分けるときの基本軸になります。
ルーター、L3スイッチ、ACL などの理解にもつながります。
まず押さえたいポイント
- IP アドレスやルーティングの話と結びつく
- ネットワーク間通信を扱うときによく出る
- L2 と並べて切り分けに使われやすい
どんな場面で使うか
どんなふうに理解するとよいか
L3 は「別のネットワークへどう届けるかを見る層」と考えると入りやすいです。
IP アドレス、ルーティング、経路制御の話が出てきたら、L3 の文脈だと思うと会話を追いやすくなります。
L2 と比べると、L3 はネットワーク同士をまたぐ判断が主役です。
そのため、部署間通信、拠点間通信、ACL を使った制御など、境界をまたぐ話と一緒に覚えると実務に結びつきやすくなります。
押さえておきたい注意点
L3 を理解するときは、単に「Layer 3 = ルーティング」と覚えるだけでは足りません。
どのネットワークへどう届けるか、経路が正しいか、制御が適切かまで一緒に見る必要があります。
切り分けの実践:L3が疑わしいときに見るもの
同じネットワーク内は繋がるのに、別のネットワークやインターネットへ届かないなら L3 を疑います。
- デフォルトゲートウェイに ping が通るか(届かなければ手前で止まっている)
traceroute/tracertでどこまで届いているか- ルーティングテーブルに経路があるか
- 戻りの経路があるか(行きだけ設定して戻りを忘れるのは定番の失敗)
とくに「片方向だけ繋がらない」場合は、ほぼ経路かフィルタの非対称が原因です。
実務で見るポイント
疎通不良の切り分けでは、まず L2(同一セグメント内)を確認し、問題なければ L3(ネットワーク間)へという順で進めるのが基本です。L3の話題では ファイアウォール や ACL による遮断も同時に候補になるため、「経路が無い」のか「経路はあるが止められている」のかを分けて考えると解決が早くなります。