用語集 最終更新 2026.09.21

schema.org

schema.orgは何を決めるのか

schema.orgは、Web上の情報を共通の名前で表すための語彙です。記事を Article、人を Person とする「型」と、記事名を headline、著者を author とする「プロパティ」があります。型は対象の種類、プロパティは対象が持つ情報や関係を表します。

自由な項目名でも人には伝わりますが、サイトごとに writerwrittenByauthorName と書き分けると、受け取る側は意味の対応付けが必要です。共通語彙を使うと、このずれを減らせます。データベースのテーブル構造を定義する「スキーマ」と同じものではありません。

構造化データJSON-LDとの関係

構造化データは意味や関係を整理したデータ、schema.orgはそこで使う語彙、JSON-LDはその書き方の一つです。schema.orgを使うために、JSON-LDだけを選ばなければならないわけではありません。

次は関係を読むための小さな例です。実際の公開ページでは、そのページにある情報へ置き換えます。

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "サンプル記事",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "サンプル著者"
  }
}

@context は語彙を解釈する文脈、@type は対象の型です。この例では記事の author が人を表すオブジェクトになっています。記事のタイトルには headline、その著者の名前には name を使っている点も読み分けます。

公式の型ページをどう読むか

Articleの定義を開くと、上部に型の階層、下にプロパティと想定される値の型が並びます。ArticleはCreativeWorkの下にあり、上位型から引き継ぐプロパティも使えます。表に候補が多いからといって、全部を埋める必要はありません。

見る場所読み取ることつまずきの例
型の説明ページの主題と型が合うかブログ記事を商品として書く
プロパティその情報をどの項目で表すか記事名と著者名を混同する
Expected Type文字列・URL・人など、想定される値著者の中へ無関係な情報を詰める

プロパティの説明を読んで、手元の値と意味が合わない場合は、似た名前だからという理由で流用しません。たとえば組織が執筆主体ならOrganization、個人ならPersonとし、サイトの表示にも同じ主体を示します。

schema.orgとして正しければGoogleに表示されるか

schema.orgの語彙は、Googleのリッチリザルト対応一覧そのものではありません。型や値が妥当でも、Googleがその型を特別な表示に使わない場合があります。反対にGoogleの特定機能では、schema.orgで使える項目のうち、追加で満たすべき条件が定められています。

そのため、語彙の確認はSchema.org、Googleの検索表示の条件はSearch Centralで行います。Schema Markup Validatorに合格したことを、そのまま「検索結果に出る」という意味で扱わないでください。修正する際は、どちらの検査で、どの型のどの項目が問題なのかを先に特定します。

コードを組み込む段階は、構造化データの実装と検証で扱っています。こちらの用語ページは、辞書の読み方と、検索サービス側の条件との違いを確認するために使えます。

参考情報

2026年9月21日確認。