用語集 最終更新 2026.09.11

API

API は Application Programming Interface の略で、あるサービスの機能やデータを別のプログラムから使うための窓口です。人が画面のボタンを押す代わりに、プログラムが決まった形式で要求を送って処理させます。

実際に呼ぶとどうなるか

Web の API なら、URL に対して要求を送り、機械が読める形式で結果が返ってくる、というのが基本の形です。

curl -H "Authorization: Bearer アクセストークン" https://example.com/api/v1/users/123

返ってくるのは、たいていこういう構造化されたデータです。

{ "id": 123, "name": "yamada", "created_at": "2026-09-01T10:00:00Z" }

画面向けのHTMLではなく、プログラムが解釈しやすい形で返るのが画面との違いです。

実務で壊れるのはたいてい3つ

API 連携は、つないだ直後は動いていて、あとから静かに壊れます。原因はだいたい次のどれかです。

原因 何が起きるか 先に確認すること
認証の期限切れ ある日から全部 401 になる トークンの有効期間と、更新の仕組みがあるか
利用制限に当たる 混んだ時間だけ 429 が返る 1分あたり・1日あたりの上限と、超えたときの挙動
提供側の仕様変更 項目が消える、型が変わる バージョンの付け方と、廃止の告知をどこで受け取るか

いちばん多いのは2つ目です。動作確認は少件数で行うのに、本番では件数が増えるため、テストでは再現しません。上限に当たったときに待って再試行するのか、諦めて記録するのかを、つなぐ時点で決めておきます。

「API」と「REST」と「GraphQL」の関係

この3つは並列ではありません。

  • API は窓口そのものを指す広い言葉
  • REST APIGraphQL は、その窓口をどう設計するかの流儀

つまり「RESTGraphQL か」は API を作るかどうかの話ではなく、作り方の選択です。どちらも API です。

押さえておきたい注意点

外部に公開する API では、認証とアクセス制御が甘いと、画面側でどれだけ権限を作り込んでも意味がなくなります。画面で隠しているだけの情報が、API では素通りで取れるという事故は起こりがちです。

確認するのは次の3点です。

  • 認証方式と、権限が必要最小限に絞られているか
  • 失敗したときに何が返るか(エラーの形式が決まっているか)
  • 仕様が変わるときに、利用側がどう知るか

よく一緒に出てくる用語