権威DNS(オーソリタティブDNS)は、そのドメインの正式な DNS 情報(ゾーン)を持っている側のDNSサーバーです。「このドメインの A レコードは何か」「MX は何か」の答えの元本がある場所、と考えると分かりやすいです。
利用者はまず リゾルバ に問い合わせ、リゾルバがキャッシュを持っていなければ権威DNSまで聞きに行きます。つまり権威DNSの値が「正」で、世の中に見えている値はその写しです。
まず押さえたいポイント
- そのドメインのDNSレコードの正を保持している
- どの権威DNSが担当かは ネームサーバー(NSレコード)で決まる
- 冗長化のためプライマリ/セカンダリなど複数台で運用するのが一般的
- レコードを編集する管理画面は、実質この権威DNSを操作している
近い用語との違い
権威DNS=答えを持つ側、リゾルバ=聞きに行きキャッシュする側です。またネームサーバーは「どの権威DNSに聞けばよいか」を示す指定であり、ネームサーバーを変更すると参照される権威DNS自体が入れ替わります(=レコードの移行漏れが事故になる)。詳しくは ネームサーバーとDNSレコードの違い を参照してください。
実務で見るポイント
DNS変更の切り分けは「権威DNSは正しい値を返しているか」から始めます。ここが正しければ、あとは TTL に応じたキャッシュ待ちで、設定ミスではありません。逆に権威DNS自体が古ければ、いくら待っても直りません。切り替え時の手順は DNS切り替え後に確認すること、クラウドの権威DNSの例は Route 53とは が参考になります。