変更凍結は、リリース前後や繁忙期など、障害を避けたい期間に本番環境への変更を一時的に止める運用です。英語では change freeze や release freeze と呼ばれることがあります。
まず押さえたいポイント
- 本番への変更を一定期間止める運用
- 対象はコードだけでなく、設定、DB、インフラ変更を含むことがある
- 大きなリリースやカットオーバー前後で使われやすい
- 緊急障害対応や重大セキュリティ修正だけ例外にすることがある
- 長く取りすぎると、解除後に変更が集中しやすい
どんな場面で使うか
大規模リリースの直前直後、システム切り替え当日、年末商戦や重要イベントの前後など、障害の影響をできるだけ減らしたい場面で使います。
変更凍結の目的は、単に慎重になることではありません。変更を止めることで、直前に入った変更の数を減らし、問題が起きたときの切り分けをしやすくします。また、確認、監視、問い合わせ対応に集中できる時間を作る意味もあります。
コードフリーズとの違い
コードフリーズは、主に開発プロセスで新機能追加や大きなコード変更を止める意味で使われます。変更凍結はそれより本番運用寄りで、コード反映だけでなく設定変更や運用変更まで止めることがあります。
このため、開発ブランチでは作業しているが、本番には何も入れない という状態は、コードフリーズではなく変更凍結に近い考え方です。詳しくは 変更凍結とは?リリース前後に作業を止める理由 で整理しています。
注意点
変更凍結は安全のために有効ですが、長く取りすぎると変更がたまり、解除後に一気に流れて逆に事故が増えることがあります。そのため、期間、対象、例外承認、解除後の再開順を決めておくことが大切です。
また、デプロイだけを止めても、設定変更や外部連携変更が動いていれば実質的には凍結になっていないことがあります。本番へ影響する変更は何か を先にそろえて考えるのが重要です。