用語集 最終更新 2026.04.22

NTP

NTPNetwork Time Protocol の略で、サーバーやPCの時計をネットワーク経由で基準時刻に同期するためのプロトコルです。
サーバー運用では、ログ、認証、証明書、定期ジョブ、監査の前提になるため、地味ですが重要な設定です。

まず押さえたいポイント

  • サーバーの時計を基準時刻に合わせる仕組み
  • 一般にUDP 123番を使う
  • Linuxではchrony、systemd-timesyncd、ntpdなどで管理される
  • タイムゾーン設定とは別物
  • ずれるとログ調査や認証で問題が起きる

タイムゾーンは、UTCや日本時間のように時刻をどう表示・解釈するかの設定です。
一方NTPは、サーバーの時計そのものを正しい時刻に近づける仕組みです。タイムゾーンが合っていても、時計自体が数分ずれていれば、ログや認証の判断はずれます。

どんな場面で重要か

障害調査では、Webサーバー、アプリ、DB監視ツールのログ時刻を突き合わせます。
サーバーごとに時計がずれていると、何が原因で何が結果なのかを追いにくくなります。

認証トークン、署名付きURL、TLS証明書、ワンタイムパスワードなども時刻に依存します。
そのため、時刻同期が止まると、設定は正しいのに認証だけ失敗する、証明書が有効なのにエラーになる、といった切り分けにくい問題が起きます。

実務で見るポイント

Linuxサーバーでは、timedatectlchronyc trackingchronyc sources -v などで同期状態を見ることがあります。
本番では、NTP同期が有効か、同期先に到達できるか、ファイアウォールUDP 123番を塞いでいないか、複数サーバーで大きな時刻差がないかを確認します。

NTPの基本と、サーバーの時刻同期がずれたときに何が起きるかは、NTPとは?サーバーの時刻同期がずれると何が起きるのか で詳しく整理しています。