ロールバック は、変更や処理を前の状態へ戻すことを指す言葉です。
IT の現場では、データベース、アプリのデプロイ、設定変更、クラウド運用など、かなり広い場面で使われます。
初心者向けには、やった変更を前の安全な状態へ戻すこと と考えると入りやすいです。
ただし、何を戻すのかで意味が少し変わるので、対象を一緒に言う方が安全です。
まず押さえたいポイント
どんな場面で使うか
たとえば次のような場面です。
- SQL 実行を取り消す
- 前のアプリ版へ戻す
- 設定変更を前の値へ戻す
- 失敗したデプロイを前の revision へ戻す
このため、ロールバック という単語だけでは、何を指しているか足りないことがあります。
DB をロールバックする アプリを前版へロールバックする のように言う方が実務では分かりやすいです。
よくある誤解
ロールバックは、何でも完全に元通りにする魔法ではありません。
アプリは戻せてもデータ更新が残る、設定だけ戻って外部連携は戻らない、ということもあります。
また、本番運用では 切り戻し とかなり近い意味で使われることもありますが、切り戻しの方が旧環境や旧版へ戻す運用寄りの含みが強いです。
使い分けは、ロールバックとは?切り戻しとの違いと実務での使い分けを整理 で詳しく整理しています。
実務で見るときの注意点
ロールバックで大事なのは、次の3つです。
- 何を戻すのか
- どこまで戻すのか
- 自動か手動か
ここが曖昧だと、戻せると思っていたが対象が違った というすれ違いが起きやすくなります。
特に本番作業では、戻せないデータ変更や外部連携変更がないかを先に見ておく方が安全です。