用語集 最終更新 2026.08.03

HTTPメソッド

HTTPメソッドは、GET や POST のように、その通信で「何をしたいか」を表す動詞にあたるものです。URL が「どのリソースか」を示し、メソッドが「それをどうするか」を示す——この2つで操作が決まります。

よく使うもの

  • GET:取得(読むだけ。変更しない)
  • POST:新規作成、または処理の実行
  • PUT:更新(まるごと置き換え)
  • PATCH:更新(一部だけ変更)
  • DELETE:削除

近い用語との違い(PUT と PATCH / GET と POST)

PUT はリソース全体を送って置き換え、PATCH は変えたい項目だけ送るのが違いです。PUT に一部だけ送ると、送らなかった項目が消える実装になっていることがあるので注意します。

GET と POSTは「データの送り方」ではなく意味で使い分けます。GET は安全(サーバーの状態を変えない)という約束があり、URL に情報が載るためログや履歴に残ります。パスワードや個人情報を GET で送らないのはこのためです。

押さえておきたい注意点:冪等性

実務で効くのが冪等性(同じ操作を何回やっても結果が同じ)です。GET・PUT・DELETE は冪等、POST は冪等ではありません。だから「送信ボタンの二度押しで注文が二重に入る」事故は POST で起きます。通信エラー時に安全に再試行できるかがメソッドで変わる、というのが実装上の重要な意味です。

絶対にやってはいけないのが「GET で更新・削除する」設計です。ブラウザやクローラーは GET を勝手に先読みすることがあり、リンクを踏んだだけでデータが消える事故につながります。

実務で見るポイント

REST API では、URL とメソッドの組み合わせで意味が決まるため、URL に動詞を入れない(/users/1/delete ではなく DELETE /users/1)のが基本です。仕様の共有方法は OpenAPI と Swagger とは も参考になります。