用語集 最終更新 2026.06.19

LTS

LTS (Long Term Support / 長期サポート) は、通常のリリースより長い期間、セキュリティ修正や不具合修正が提供されるバージョン を指します。 OS やプログラミング言語フレームワークなどで設けられ、頻繁に上げ替えたくない・安定して使い続けたい 用途のために用意されています。

まず押さえたいポイント

  • 通常版がすぐ EOL を迎えるのに対し、LTS は数年〜10 年規模でサポートされる
  • 最新機能より 安定性と保守期間の長さ を優先する版
  • サーバーや業務システムなど、長く動かす環境で選ばれやすい

代表的な例

  • Ubuntu — 2 年ごとに LTS を出し、標準で 5 年(拡張サポートでさらに長く)維持
  • Node.js — 偶数メジャーが LTS となり、一定期間メンテナンスされる
  • Java — 数年ごとに LTS 版 (例: 17, 21) が設定される

製品ごとにサイクルは違うので、利用する版が LTS か、サポート期限がいつまでかを必ず確認します。

通常版との違い

  • 通常版 (非LTS) — 新機能が早く入るが、サポート期間が短く、すぐ次へ上げ替える前提
  • LTS 版 — 機能は控えめだが、長くサポートされ、上げ替えの頻度を抑えられる

検証環境で新機能を試したいなら通常版、長く安定運用したいなら LTS、というように使い分けます。 LTS だからといって永久にサポートされるわけではなく、必ず終了時期がある点には注意が必要です。

なぜ本番で好まれるか

本番サーバーでは、頻繁な大型アップグレードは事故やダウンタイムのもとになります。 LTS を選べば、長い期間セキュリティ修正を受けつつ、上げ替えの頻度を抑えられる ため、安定運用と保守負担の軽減を両立できます。バージョンが古い=危険 ではなく、サポート内の LTS なら健全 という考え方が大切です。

サポート期限を越えたまま使い続けるとどうなるかは、サーバーのOSが古いとどうなる? で整理しています。