LTS (Long Term Support / 長期サポート) は、通常のリリースより長い期間、セキュリティ修正や不具合修正が提供されるバージョン を指します。
OS やプログラミング言語、フレームワークなどで設けられ、頻繁に上げ替えたくない・安定して使い続けたい 用途のために用意されています。
まず押さえたいポイント
- 通常版がすぐ EOL を迎えるのに対し、LTS は数年〜10 年規模でサポートされる
- 最新機能より
安定性と保守期間の長さを優先する版 - サーバーや業務システムなど、長く動かす環境で選ばれやすい
代表的な例
Ubuntu— 2 年ごとに LTS を出し、標準で 5 年(拡張サポートでさらに長く)維持Node.js— 偶数メジャーが LTS となり、一定期間メンテナンスされるJava— 数年ごとに LTS 版 (例: 17, 21) が設定される
製品ごとにサイクルは違うので、利用する版が LTS か、サポート期限がいつまでかを必ず確認します。
通常版との違い
通常版 (非LTS)— 新機能が早く入るが、サポート期間が短く、すぐ次へ上げ替える前提LTS 版— 機能は控えめだが、長くサポートされ、上げ替えの頻度を抑えられる
検証環境で新機能を試したいなら通常版、長く安定運用したいなら LTS、というように使い分けます。 LTS だからといって永久にサポートされるわけではなく、必ず終了時期がある点には注意が必要です。
なぜ本番で好まれるか
本番サーバーでは、頻繁な大型アップグレードは事故やダウンタイムのもとになります。
LTS を選べば、長い期間セキュリティ修正を受けつつ、上げ替えの頻度を抑えられる ため、安定運用と保守負担の軽減を両立できます。バージョンが古い=危険 ではなく、サポート内の LTS なら健全 という考え方が大切です。
サポート期限を越えたまま使い続けるとどうなるかは、サーバーのOSが古いとどうなる? で整理しています。