用語集 最終更新 2026.08.03

SSG

SSG は Static Site Generation の略です。 アプリをビルドするタイミングで HTML ファイルを生成しておき、リクエスト時にはその静的ファイルを返します。

初心者のうちは「事前に画面を作っておいて、そのまま配る方式」と押さえるとつかみやすいです。

まず押さえたいポイント

  • ビルド時に HTML が確定するので、表示速度がとても速い
  • CDN に置くだけで配信できるので、サーバー構成がシンプル
  • コンテンツを更新するたびに再ビルドが必要
  • リアルタイムにデータが変わるページには向かない

SSR との違い

SSR はリクエストごとにサーバーで HTML を生成します。 SSG はビルド時に HTML を生成しておき、リクエスト時にはそのまま返します。

表示速度は SSG の方が有利ですが、データが頻繁に変わるページには SSR の方が向いています。

どんな場面で使うか

  • ブログやドキュメントサイトなど、更新頻度が低いコンテンツ
  • コーポレートサイトや LP(ランディングページ)
  • 高速な表示が求められる場面
  • CDN ベースの配信でコストを抑えたいとき

ISR という選択肢

ISR(Incremental Static Regeneration)は、SSG と SSR の中間的なしくみです。 静的ページを一定時間ごとにバックグラウンドで再生成するので、「ほぼ静的だけど、たまに中身が更新される」ページに向いています。

実務で見るポイント

  • すべてのページを SSG にする必要はない
  • 更新頻度とビルド時間のバランスを考える
  • ページ数が多いと、ビルド時間が長くなりやすい
  • Next.jsNuxt では、SSG と SSR をページ単位で使い分けられる

最大の弱点はビルド時間です。ページ数が数千規模になると1回の公開に何分もかかるようになり、「誤字を1文字直すだけで全体ビルド」という状態に陥ります。対策は差分ビルドやISRの併用で、記事数が増える見込みなら最初から考えておくと後が楽です。なおヘッドレスCMSと組み合わせる場合、編集者が更新してもビルドが走るまで反映されない点は、運用前に合意しておくべきポイントです。静的中心の設計は Astro も参考になります。