サーバー 公開日 2026.09.30 更新日 2026.09.30

AdSense審査が厳しい・長いのはなぜ?通らない・準備中が続くときに確かめること

AdSenseの審査が通らない、準備中のまま何週間も終わらないという相談が2026年に増えています。公式ヘルプの目安と公開されている運営者の相談を突き合わせ、厳しくなったと言えること・言えないこと、AIとの関係、準備中が長いときと不承認が続くときに確かめることをまとめます。

先に要点

  • 公式ヘルプの目安は「通常は数日、2〜4週間かかる場合もある」です。ところが2026年は、8週間・10週間を超えて「準備中」のままという相談が日本語・英語どちらのコミュニティにも並んでいます。
  • コミュニティの回答者(Google が認定したプロダクト エキスパート)は、「審査基準は日々厳しくなっている。以前合格したサイトでも、今の基準では通らないことは十分ある」と答えています。合格率は公表されていないので、どれだけ厳しくなったかは数字では言えません。
  • AI との関係は、Google が因果を説明したことはありません。言えるのは、AdSense のヘルプが自動生成されたページへの広告掲載をはっきり断っていることと、検索でも「価値を足さずに大量に作ったページ」がスパムとされていることです。
  • 「準備中」の間はサイトを削除・再送信しない(公式)。長引いたときは、広告コード・ads.txt・クローラーの到達・トップページの中身を確かめて、あとは待ちます。

AdSense の審査に出したのに何週間も結果が来ない、やっと来たと思ったら理由のはっきりしない不承認だった。最近、そういう相談がとても増えています。

この記事では、本当に厳しく・長くなっているのかを、公式ヘルプと、公開されている運営者の相談から確かめます。そのうえで、審査が長引いているとき・通らないときに、自分のサイトで何を確かめればよいかをまとめます。内容は2026年9月30日に確認したものです。

公式の目安と、実際に起きていること

まず、Google が示している目安です。サイトのステータスが「準備中」のとき、ヘルプには「通常、審査の手続きは数日で終了しますが、2〜4週間ほどかかる場合もあります」と書かれています。

一方で、2026年の AdSense コミュニティには、この目安を大きく超えた相談が並んでいます。

「準備中」の長さ(週) 公式ヘルプ 2〜4週間 エキスパート 最大6週間 相談(英語) 8週間以上 相談(英語) 10週間以上 0 2 4 6 8 10
点線が公式の目安の上限。相談の棒は「それ以上」の意味で、終わりの日ではありません
見たもの 書かれていたこと
公式ヘルプ(サイトのステータス) 準備中は通常数日、2〜4週間かかる場合もある
英語コミュニティのプロダクト エキスパート(2026年2月) 審査には最大6週間かかることがある
英語コミュニティの相談(2026年) 「準備中が8週間以上」「10週間以上」「7月31日から」「1月27日から」
日本語コミュニティの相談(2026年9月) 4月21日に審査をリクエストして、9月12日の時点でまだ「審査待ち」
日本語コミュニティの相談(2026年9月) 5つのサイトを申請して、すべて準備中のまま
相談の数は偏って見える

公開の相談は、困っている人ほど書き込みます。すんなり通った人はわざわざ投稿しないので、これだけで「全員が長く待たされている」とは言えません。ただ、公式の目安を何倍も超えるケースが珍しくないことは確かです。

「厳しくなった」は本当か

言えること

2026年5月、日本語コミュニティに次の相談がありました。以前は合格していたブログを、別の AdSense アカウントで申請し直したら「有用性の低いコンテンツ」で不合格になった、というものです。

これに対し、ゴールドのプロダクト エキスパートが「審査基準は日々厳しくなっています」と答え、以前通ったサイトでも今の基準では通らないことは十分ある、と説明しています。プロダクト エキスパートは Google の社員ではありませんが、Google がコミュニティの回答者として認定している人たちです。

同じ時期の相談には、次のようなものもありました。

相談の例

8回続けて不承認

広告コード、ads.txt、クローラーからのアクセス、リンク切れ、プライバシーポリシーや運営者情報のページは確認済み。

相談の例

申請から11日後に不承認

理由は「有用性の低いコンテンツ」。問題のある具体的な URL は表示されない。

言えないこと

公式には何も示されていないこと
  • 合格率。Google は公表していません
  • いつから、どれだけ厳しくなったのか
  • 審査が長いと不合格になりやすいのか

ブログやSNSでは、ほかにも断定的な話が出回っています。次の4つは、どれも出典が示されていないか、公式の記録と合いませんでした。

よく見かける話 確かめた結果
不合格率は95% 出典が無い。Google は合格率を公表していない
20記事以下では合格できない 出典が無い。公式ヘルプに記事数の条件は無い
2026年2月のコアアップデートで厳しくなった Google 検索のステータスダッシュボードでは、2026年のコアアップデートは3月27日と5月21日で、2月には無い。そもそも検索順位の更新と AdSense の審査は別の仕組み
審査状況を問い合わせるフォームは終了した 出典が無い
とくに3つ目は注意が必要です

検索の順位が変わる時期と、AdSense の審査が厳しく感じる時期が重なると、つい結び付けたくなります。しかし AdSense の審査は、広告を載せてよいサイトかどうかを見るもので、検索順位の仕組みとは別です。

AI で記事が増えたことと関係はあるのか

「生成 AI で誰でも記事を量産できるようになったから、審査が厳しくなった」という見方はよく聞きます。筋は通っていますが、Google がそう説明したことはありません。

公式に確認できるのは次の3つです。

1. AdSense ヘルプ

自動生成ページには載せない

「アカウントが承認されなかった」ヘルプは、コンテンツの質の問題として「自動生成されたページや、独自のコンテンツがほとんどないか、まったくないページには、広告コードを設置しないでください」と書いています。

2. 検索のガイダンス

AI を使うこと自体は禁止でない

Google 検索のガイダンスは、生成 AI を使うこと自体を禁じていません。調べものや、独自のコンテンツに構成を与えるのに役立つとしています。

3. スパムポリシー

価値を足さない大量生成はNG

同じガイダンスとスパムポリシーは、生成 AI などで、ユーザーに価値を足さずに大量のページを作ることを「大量生成されたコンテンツの不正使用」(scaled content abuse)に当たりうるとしています。

ここから言えるのは、AI を使ったかどうかより、「そのサイトにしかない中身があるか」が問われているということです。生成 AI で一般論の記事を作るのが簡単になった分、審査で比べられる「どこにでもある説明」も増えました。そう考えると、同じような記事を並べたサイトが以前より通りにくくなるのは自然です。

ここは推測です

これは公式情報からの推測であって、Google が述べたことではありません。

AdSense のご利用条件のヘルプが挙げている確認項目も、中身は3つだけです。

確認項目

他にはない魅力があるか

関連性の高い、独自のオリジナルコンテンツ

確認項目

操作が簡単でわかりやすいか

見つけやすく使いやすいナビゲーション

確認項目

ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがあるか

価値の高い専門知識や独自のアイデア

「準備中」が長いときに確かめること

準備中のまま何週間も動かないとき、自分で確かめられるのは次のところです。どれも問題が無ければ、あとは待つしかありません。

読み込み中...

最後の項目は見落としやすいところです。日本語コミュニティのプラチナのプロダクト エキスパートは、サイトの審査は独自ドメインに対して行われると説明しています。サブドメインのサイトを見てほしい場合でも、まず独自ドメインだけを入力したときに、きちんと中身が表示される必要があります。トップページにメニューしかなく、記事を読むには必ずどこかをクリックする構成は、審査にもユーザーにも不親切だとも指摘していました。

人が見られてもクローラーが読めるとは限らない

クローラーの到達については、robots.txt の設定に加えて、ログインや年齢確認の画面で本文を隠していないかも見てください。人がブラウザで見られても、審査のクローラーが同じページを読めるとは限りません。

不承認が続くときの考え方

不承認の通知には、どのページが問題なのかは書かれません。前に出てきたプラチナのプロダクト エキスパートも、Google はポリシー違反の箇所を教えてくれないので、自分で判断するしかない、と回答しています。

同じ状態のまま再申請を繰り返さない

そのため、同じ状態のまま再申請を繰り返しても、結果は変わりにくいと考えた方が安全です。ポリシー違反の審査についてのヘルプでは、最近何度も審査を受けて不承認になった場合、審査を始めるボタンが無効になり、次にリクエストできる日付が表示されるとも書かれています。

次に出すまでにやることは、通知の理由によって変わります。

通知の理由 主に見るところ
有用性の低いコンテンツ そのサイトにしかない中身があるか。似た記事が並んでいないか。直し方は有用性の低いコンテンツと言われたときの対策にまとめた
サイトの停止または利用不可 Google がサイトにきちんと到達できるか。リダイレクト、ログインが必要なページ、作成中のページなど
ポリシーの違反 Google Publisher Policies に触れる内容が無いか

あわせて、プライバシーポリシーに Google が求める項目がそろっているかも確かめておくと安心です。抜けやすい項目はAdSenseのプライバシーポリシーに必ず書く5項目にまとめています。

AdSense 審査の長さと厳しさに関するよくある質問

準備中が1か月を超えました。問い合わせできますか

公式ヘルプが示しているのは、準備中の間はサイトを削除・再送信しないこと、そして通常は数日から2〜4週間という目安だけです。コミュニティに状況を投稿して、プロダクト エキスパートに設定を見てもらうことはできます。

審査が長いと、不合格になりやすいのですか

公式には何も書かれていません。長く待たされた後に合格した人も、不合格になった人も、どちらの報告もあります。長さから結果を予想する根拠はありません。

AI で書いた記事があると不合格になりますか

AdSense のポリシーに「AI を使ってはいけない」という決まりはありません。問題になるのは、独自の中身がほとんど無いページです。AI で下書きしても、自分で確かめた事実や経験、判断を加えていれば、そのページは他と違うものになります。

以前は合格していたのに、同じサイトで落ちました

プロダクト エキスパートの回答どおり、基準は変わるので、過去の合格は今の合格を保証しません。今の基準で、そのサイトにしかない中身があるかを見直すことになります。

まとめ

  • 公式の目安は数日〜2〜4週間。2026年は、それを大きく超えて準備中のままという相談が多い
  • 「厳しくなった」はプロダクト エキスパートも認めているが、合格率などの数字は無い。出回っている断定の多くは出典が無い
  • AI との因果は公式には示されていない。確かなのは、自動生成されたページや独自の中身が無いページが断られること
  • 準備中の間は削除・再送信しない。広告コード・ads.txt・クローラーの到達・トップの中身を確かめたら、待つ
  • 不承認が続くなら、同じ状態で出し直さず、通知の理由に合わせて中身を直してから出す

参考リンク

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