ESU (Extended Security Updates / 拡張セキュリティ更新プログラム) は、サポート終了 (EOL) を迎えた製品に対して、重要なセキュリティ更新だけを、有償かつ期間限定で提供する仕組み です。
マイクロソフトが Windows や SQL Server などで提供してきたもので、すぐに移行できない利用者のための 延命策 です。
まず押さえたいポイント
- 配られるのは
重要・緊急レベルのセキュリティ更新のみ 新機能一般的な不具合修正技術サポートは含まれないことが多い- 提供は期間限定で、年ごとに区切られる (延長するほど費用が上がる形が一般的)
あくまで「つなぎ」
ESU は、サポートのある新環境へ移行するまでの猶予を買う仕組みです。
お金を払えば永久に安心 ではなく、期限が来ればまた判断を迫られます。本来やるべきは、ESU の期間内に新バージョンへの移行や買い替えを終えることです。
ESU を当てていても、対象外のコンポーネントや、セキュリティ以外の不具合は直らない点にも注意します。守られているのは重要な穴だけ という限定された延命だと理解しておくことが大切です。
Windows 10 の ESU
Windows 10 では、今回はじめて個人向けにも ESU が提供されました。 おおむね 2025 年 10 月 15 日から 2026 年 10 月 13 日までの 1 年間が対象で、Microsoft アカウントでの設定同期 (Windows バックアップ) を使えば無料になる選択肢や、少額の支払いなどが案内されています (条件・価格は地域や時期で変わるため公式確認が必要)。企業向けには複数年の有償 ESU が用意される一方、個人向けは 1 年に限られる点も、移行を前提に考えるべき理由になります。
EOL を迎えた製品をどう扱うかの全体像と、ESU の位置づけは Windows 10のセキュリティはどうなる?サポート終了後のリスクと取るべき選択肢 で整理しています。