用語集 最終更新 2026.06.19

ESU

ESU (Extended Security Updates / 拡張セキュリティ更新プログラム) は、サポート終了 (EOL) を迎えた製品に対して、重要なセキュリティ更新だけを、有償かつ期間限定で提供する仕組み です。 マイクロソフトが Windows や SQL Server などで提供してきたもので、すぐに移行できない利用者のための 延命策 です。

まず押さえたいポイント

  • 配られるのは 重要・緊急レベルのセキュリティ更新 のみ
  • 新機能 一般的な不具合修正 技術サポート は含まれないことが多い
  • 提供は期間限定で、年ごとに区切られる (延長するほど費用が上がる形が一般的)

あくまで「つなぎ」

ESU は、サポートのある新環境へ移行するまでの猶予を買う仕組みです。 お金を払えば永久に安心 ではなく、期限が来ればまた判断を迫られます。本来やるべきは、ESU の期間内に新バージョンへの移行や買い替えを終えることです。 ESU を当てていても、対象外のコンポーネントや、セキュリティ以外の不具合は直らない点にも注意します。守られているのは重要な穴だけ という限定された延命だと理解しておくことが大切です。

Windows 10 の ESU

Windows 10 では、今回はじめて個人向けにも ESU が提供されました。 おおむね 2025 年 10 月 15 日から 2026 年 10 月 13 日までの 1 年間が対象で、Microsoft アカウントでの設定同期 (Windows バックアップ) を使えば無料になる選択肢や、少額の支払いなどが案内されています (条件・価格は地域や時期で変わるため公式確認が必要)。企業向けには複数年の有償 ESU が用意される一方、個人向けは 1 年に限られる点も、移行を前提に考えるべき理由になります。

EOL を迎えた製品をどう扱うかの全体像と、ESU の位置づけは Windows 10のセキュリティはどうなる?サポート終了後のリスクと取るべき選択肢 で整理しています。