用語集 最終更新 2026.07.03

Amazon RDS

Amazon RDS は、MySQLPostgreSQL などのリレーショナルデータベースを、AWS 上で管理しやすくするマネージドサービスです。 RDSは Relational Database Service の略です。自分でサーバーにDBをインストールして運用する代わりに、バックアップ・パッチ適用・障害時のフェイルオーバー・監視といった手間のかかる運用作業をAWSに任せられるのが最大の価値です。

まず押さえたいポイント

どんな場面で使う?

Webアプリ、業務システム、EC、管理画面、SaaSなど、データの永続性が重要なサービスでよく使われます。
小規模でも、DBをアプリサーバーと同居させたくない、バックアップを取りやすくしたい、将来の移行を楽にしたい場合に候補になります。

よくある誤解

RDSにすればDB運用が完全になくなるわけではありません。
スキーマ設計、インデックス、遅いSQL、接続数、バックアップ復元確認、権限設計は引き続き必要です。

また、小規模サービスではRDSの固定費が重く感じることもあります。 Lightsail のマネージドデータベースや同一サーバー内DBで始める選択もありますが、本番データの重要度が上がるほどRDSの価値は出やすくなります。

近い用語との違い

  • Aurora ── AWSが独自に作ったMySQL/PostgreSQL互換のDBエンジン。RDSの選択肢の一つとして選べ、性能・可用性・自動スケールに強みがあります。RDS(標準エンジン)とAuroraの違いは RDS・Aurora・Aurora Serverless v2の違い で整理しています。
  • 自前EC2上のDB ── EC2に自分でMySQL等を入れる方式。自由度は高い一方、バックアップやパッチを全部自分でやる必要があります。RDSはそこを肩代わりします。
  • DynamoDB ── こちらはリレーショナルではないNoSQL(キー・バリュー型)。テーブル結合より超高スループット・低レイテンシが要る用途向けで、RDSとは設計思想が違います。

AWS上のDBサービス全体の選び方は AWSのデータベースサービス比較 も参考になります。

実務で見るポイント

RDSを使うなら、バックアップ保持期間、復元手順、接続元制限、メンテナンス時間、監視、DBユーザー権限を確認します。 複数サービスでDBを共有する場合は、障害影響やマイグレーションの衝突にも注意します。

小規模運用での判断

RDSを入れるか迷うときは、DBが消えたときの影響と、復旧にかけられる時間で考えると分かりやすいです。
個人検証や一時的な社内ツールなら同一サーバー内DBでも足りることがありますが、顧客データ、注文、請求、会員情報を扱うなら、バックアップ復元確認を重視した方が安全です。
小規模でも、アプリサーバー交換時にDBを守れることは大きな利点になります。