サーバー フレームワーク ソフトウェア 公開日 2026.07.04 更新日 2026.07.04

Cloudflare Pagesとは?できること・料金・帯域無制限の強みを解説

Cloudflare Pagesとは何かを、できること・料金・帯域無制限の強みから解説します。Cloudflare Pagesは、Gitと連携してサイトを自動でビルド・公開し、Cloudflareの世界規模のネットワークから配信するホスティングサービスです。プレビュー環境や自動SSL、サーバーレスのPages Functionsも使えます。最大の特徴は、どのプランでも転送量(帯域)に上限がないこと。無料プランの内容やPro・Businessの料金、VercelやNetlifyとの違い、向いている場面まで、初心者にも分かるように整理します。

先に要点

  • Cloudflare Pagesは、Gitと連携してサイトを自動ビルド・公開し、Cloudflare の世界規模の CDN から配信するホスティングサービスです。
  • 最大の特徴はどのプランでも転送量(帯域)が無制限なこと。VercelNetlify が帯域に応じて課金・制限するのと対照的で、アクセスが増えても帯域超過を気にせず済みます。
  • 無料プランが手厚い:月500回のビルド、1プロジェクト最大2万ファイル、独自ドメイン5つ、自動SSL。個人サイトや小規模なら無料で十分なことが多いです。
  • 有料はPro(月$5・ビルド5,000回)/Business(月$50・ビルド2万回)が目安(2026年時点)。静的ファイルへのリクエストは全プラン無料・無制限です。
  • サーバー処理は Pages Functions で追加でき、これは Cloudflare Workers として課金されます。静的配信は無料、動的処理だけWorkersの枠を使う形です。

Astroや静的サイトをどこに置く?帯域が増えても安いところは? ── その答えの有力候補が Cloudflare Pages です。GitにpushするだけでCDN配信までしてくれて、しかも帯域無制限という珍しい強みを持ちます。

この記事では、Cloudflare Pagesが何ができるのか料金、そしてVercelNetlifyとの違いまでを整理します。

Cloudflare Pagesとは

Cloudflare Pagesは、WebサイトをCloudflareのネットワーク上に公開(ホスティング)するサービスです。GitHubなどのリポジトリと連携し、pushすると自動でビルドして世界中のCDNへ配信します。静的サイト(AstroReact・Hugoなど)はもちろん、サーバー処理を含むフルスタックなサイトにも対応します。

置いたサイトはCloudflareCDNから配信されるため、世界中どこからでも速くSSLHTTPS化)も自動です。Astroのデプロイ先としても定番の選択肢です。

何ができるのか

Git連携で自動デプロイ

リポジトリに push するだけで自動ビルド・公開。手作業のアップロードは不要。

プレビュー環境

ブランチやプルリクごとに本番とは別のURLで確認できる。レビューがしやすい。

独自ドメイン+自動SSL

自分のドメインを割り当て、証明書(HTTPS)も自動。設定の手間が小さい。

Pages Functions

サーバー処理(API・フォーム受けなど)をサーバーレスで追加できる。中身はWorkers。

ロールバック(前の版に即戻す)やリダイレクト設定、R2(ストレージ)・D1(DBなどCloudflareの各サービスとの連携も可能です。

料金(2026年時点)

プラン月額ビルド回数帯域(転送量)
Free無料月500回無制限
Pro$5月5,000回無制限
Business$50月20,000回無制限

無料プランでも、1プロジェクト最大2万ファイル・独自ドメイン5つ・自動SSLが使え、ビルドは月500回(1日約16回)まで、1回のビルドは20分でタイムアウトします。静的ファイルへのリクエストは全プランで無料・無制限です。料金や上限は変わることがあるので、採用前に公式で最新を確認してください。

最大の強み:帯域が無制限

Cloudflare Pagesのいちばんの差別化ポイントが「帯域(転送量)無制限」です。多くのホスティング(VercelやNetlifyなど)は、無料枠を超える転送量に対して課金や制限があります。アクセスが急に増えると、思わぬ請求につながることもあります。

Cloudflare Pagesはどのプランでも帯域に上限がないため、アクセスが増えても帯域超過を気にしなくてよいのが安心材料です。バズやキャンペーンでアクセスが跳ねうるサイト、画像の多いサイトなどで特に効きます。

Pages Functions と Workers の関係

Cloudflare Pagesでサーバー処理をしたいときは Pages Functions を使います。これは中身が Cloudflare Workers で、Functionsへのリクエストはワーカーとして課金されます(無料プランのWorkersは1日10万リクエストなどの枠があります)。

つまり、静的ファイルの配信は無料・無制限、動的な処理の分だけWorkersの枠を使うという料金体系です。なお、近年はWorkers自体も静的アセットの配信に対応し、PagesとWorkersは機能的に近づいています。迷う場合は、Gitと枠組み連携で静的サイトを手早く公開したいならPagesサーバーレスのロジックが主役ならWorkers、と用途で考えると分かりやすいです。

Vercel・Netlifyとの違い

観点Cloudflare PagesVercel / Netlify
帯域(転送量)無制限無料枠あり・超過で課金/制限
配信網Cloudflareの巨大CDN各社のエッジ網
フレームワーク体験幅広く対応特にNext.js等で手厚い(Vercel
周辺サービスR2・D1・KV等と統合各社の連携・アドオン

帯域コストを抑えたい・CloudflareのスタックでまとめたいならPages、Next.jsなど特定フレームワークの体験を最優先するならVercel、という選び分けが目安です。比較の詳細はVercelと他デプロイ基盤の違いも参照してください。

Cloudflare Pagesに関するよくある質問

Cloudflare Pagesは無料で使えますか?

はい。無料プランで、月500回のビルド・最大2万ファイル・独自ドメイン5つ・自動SSLが使え、帯域は無制限です。個人サイトや小規模なら無料のまま運用できることが多いです。

本当に帯域が無制限なのですか?

静的ファイルへのリクエストは全プランで無料・無制限で、帯域(転送量)に上限がありません。ここがVercelやNetlifyとの大きな違いです。ただし、サーバー処理(Pages Functions)はWorkersとして課金されるため、動的処理の量には枠があります。

Cloudflare PagesとWorkersはどちらを使うべきですか?

Gitと枠組み連携で静的サイトを手早く公開したいならPagesサーバーレスのロジックが主役ならWorkersが目安です。近年は両者が機能的に近づいており、Workersも静的配信に対応しています。用途に合わせて選べば問題ありません。

Next.jsAstroも動きますか?

対応しています。AstroReact・Hugoなど多くのフレームワークをサポートし、Next.js も動かせます(機能により追加設定が要る場合あり)。Astroのデプロイ先としても定番です。

料金はどのくらいかかりますか?

2026年時点で、無料/Pro(月$5・ビルド5,000回)/Business(月$50・ビルド2万回)が目安です。多くの人が気にする帯域は全プラン無制限なので、コストが読みやすいのが利点です。最新の料金は公式で確認してください。

まとめ

Cloudflare Pagesは、Git連携で自動ビルド・公開し、CloudflareのCDNから配信するホスティングサービスです。プレビュー環境・自動SSL・サーバーレスの Pages Functions が使え、最大の強みはどのプランでも帯域(転送量)が無制限なこと。無料プランでも月500ビルド・2万ファイル・独自ドメイン5つと手厚く、有料はPro月$5/Business月$50が目安です(静的リクエストは全プラン無料)。帯域コストを抑えたい・CloudflareでまとめたいならPages、特定フレームワークの体験最優先ならVercel、という選び分けになります。

参考リンク

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